日本ワヰコ株式会社 アルミコンロッドに特化した専門メーカーです。english
日本ワヰコ株式会社TEL:06−6751−0636 FAX:06−6751−0639
メニュー左枠 TOP メニュー中央 製品情報 メニュー中央 設備情報 メニュー中央 会社概要 メニュー中央 Q&A メニュー中央 サイトマップ メニュー中央 お問合せ メニュー右枠
製品情報
 コンロッドには、大きく分けて割りコン(キャップとロッド(本体)をコンロッドボルトで締付ける)タイプと、ストラップ(メガネ)タイプの2種類があります。一般的なコンロッドは、割りコンタイプが主流でしょうか。このタイプには、ストレートタイプと角度付きのアングルタイプがあります。
  また、キャップとロッドを組合せる方式(合せ面と呼んでいます)には、インロー、ダウエルピン(ノックピン)、スプリングピン(ダウエルブッシュ)、リーマーボルトなどの方式があります。詳しくは、合せ面のページを参照ください。 
割りコンタイプ(ストレートタイプ) 割りコンタイプ(首曲がりタイプ) ストラップタイプ
割りコンタイプ (ストレートタイプ)   割りコンタイプ (アングルタイプ)   ストラップタイプ

用途
 日本ワヰコのアルミコンロッドは、アルミの特長を生かし、発電機や芝刈り機などの用途に使用される汎用/小型エンジン(ガソリン、小型ディーゼル)を始め、空調冷凍用レシプロコンプレッサー、エアーコンプレッサー、船舶エンジンなどに採用され、小型化、軽量化、低振動、低騒音などに貢献しています。
汎用/小型エンジン
 環境問題の高まりから、汎用/小型エンジンも4サイクルエンジン化が進んでいます。ほとんどがダイカスト材を用い、合せ面はインロー方式を採用されています。以前は普通ダイカストに熱処理をするのが主流でしたが、最近では、ADC12F材(熱処理なし)やハイシリコン材を採用されるケースも増えてきています。また、特殊鍛造材の採用により小型ディーゼルエンジンでの使用も可能になりました。
 コンロッドをアルミ化することで鉄製のものに比べて、摺動性が向上するため、クランクやピストンピンへの直受が可能になり、大端側のメタル(半割りメタル)、小端孔に圧入するブッシュ(ピンブッシュ又はニードルベアリング)が不要になります。さらに摺動性または初期馴染みの向上をご要望の場合には、通常の内径仕上げ後に、内径面の面粗度を上げることも可能です。
冷凍空調用コンプレッサー
 スクロールタイプなどのコンプレッサーに押されてはいますが、レシプロコンプレッサーの最大の特徴であるメンテナンス性、安定性が再評価され、今日でも新機種の引き合いを頂いております。密閉型コンプレッサー用のストラップ(メガネ)タイプ、半密閉タイプ用の割りコン(キャップとロッドをコンロッドボルトで締付けるタイプ)の両方合せて、300機種以上の実績があります。
 大小端孔間距離が45mmカーエアコン向けから、300mmの大型設備向けまで、幅広く対応可能です。また、補用品(サービスパーツ)用の大端内径が、正規寸法より25〜75μm程度小さいアンダーサイズにも対応できます。
エアーコンプレッサー
 ガソリンスタンドや釘打ち機用など手軽な設備として重宝されています。割りコンタイプの場合、大小端の孔間距離が200o前後のものが、ストラップタイプの場合、90mm前後がそれぞれ主流です。中には、大端内径が120mm、大小端孔間距離が240mmのストラップ(メガネ)タイプもあります。
船舶エンジン(船外機)
 汎用エンジン同様、4サイクル化が進んでおり、アルミコンロッドの活躍の場が増えつつある分野です。汎用エンジンに比べると、求められるレベルが高いため、素材も鍛造材、ダイカスト材の中でもスクィズダイカスト(熱処理あり)やハイシリコン材(ADC14)が採用されています。
GHP(ガスヒートポンプ)
 上記(1)〜(4)の分野に比べると比較的実績数は少ないのが現状です。長期間の運転を続けるため、磨耗性を考慮して、大端内径にはメタルを組み込む仕様になっています。素材材質は重力鋳造(AC4B、AC2B)が主流です。
汎用・船舶用エンジン向けコンロッド 空調冷凍用及びエアーコンプレッサー向けコンロッド
汎用・船舶用エンジン向けコンロッド   空調冷凍用及びエアーコンプレッサー向けコンロッド
↑Go To Top

素材材質
 コンロッドは、エンジンやコンプレッサーの心臓部品のひとつで、重要保安部品です。加工精度はもちろんのこと、元になる素材の品質も重要です。素材調達は、日本の信頼できる素材メーカーに協力頂いております。ボリューム、価格では、海外メーカーには敵わないかもしれませんが、安定した品質、小ロットへの対応、提案力、実績など日本企業でしか実現できないものがあります。
  素材材質は、引張り強さ、耐圧性、耐摩耗性、靭性、軸受け性などが選択の条件となります。また、その素材が重力鋳造やダイカストなどの鋳造材であるならば、鋳造性がいいことを条件として追加する必要があります。鋳造性の良い材質を使用しても、巣の発生をゼロにすることは難しいですが、効果はあります。
 コンロッドは重要保安部品であるがゆえに、大小端内径面などの巣に関しては、厳しい要求があります。私達のコンロッド作りの挑戦は、巣(Porosity)との戦いでもあります。
アルミ合金鍛造(熱間鍛造)
 コンロッドがアルミ化された当初の素材です。強度、伸びなどに優れた信頼できる素材ですが、その分、鋳物、ダイカストに比べると、素材、加工コストも高くなります。コンロッドにはA2017FD、A2014FDが適しています。その他、高温でも強度に優れた材質もあり、ディーゼルエンジンにも採用されています。
アルミ合金鋳物(重力鋳造/グラビティ)
 一般的な材質であるAC2B、AC4A、AC4B、AC4C、AC4Dなどが多く採用されています。鍛造材に比べると強度的には劣りますが、金型費用は、ダイカストに比べ安価ですので、鍛造材ほどの強度が必要なく、ダイカストの金型を作るまでもない場合にお勧めです。
 一般的な材質以外にもコンロッドの特性にマッチした、特殊材のスミカロイT31、H14、E11などの実績もあります。
アルミ合金ダイカスト
 現在の生産本数の約7割がダイカスト素材です。鍛造、鋳物に比べると、鋳造、加工のコストパフォーマンスに優れた量産効果がある鋳造方法です。材質は、ADC12が一般的ですが、耐磨耗性と切削性を両立したハイシリコン材、アルミ鍛造材に匹敵する強度を持つ特殊材も好評を頂いています。
 普通ダイカストのほかにも、スクィズダイカスト、PFダイカストの製法があり、熱処理をすることで、強度アップが可能になり、使用用途が広がります。
 ダイカスト材の採用当初は、キャップとロッド(本体)が一体の素材(1ピース材と呼んでいます)でした。最近はキャップとロッドを分ける2ピース材の採用が多くなっています。2ピース材にすることで、金型代が高くなりますが、キャップ側のボルト孔や座面など加工箇所を減らしたり、合せ面の取代を少なくするなど、製品単価面での効果があられます。
アルミ鍛造材 アルミ合金鋳物(重力鋳造) アルミ合金ダイカスト(1ピース) アルミ合金ダイカスト(1ピース)
アルミ鍛造材   アルミ合金鋳物(重力鋳造)   アルミ合金ダイカスト(1ピース)   アルミ合金ダイカスト(2ピース)
↑Go To Top

復元性
 アルミは比較的切削性の良い材質ですが、加工時のクランプひずみが発生しやすい材料でもあります。コンロッドの場合、キャップとロッド(本体)をコンロッドボルトで締付けた状態で内径を加工します。内径仕上げ後にコンロッドボルトを緩め、再び規定トルクにて締付けると、ボルトを緩める前に比べ、内径の真円度、円筒度に差が生じます。私達はこの差を復元性と呼んでいます。復元性が悪いと、クランクに組付けたときにスムーズに回転せず、内径面の焼付、異音発生の原因にもなります。

 日本ワヰコのアルミコンロッドの特徴は、この復元性の良さがあります。大端内径仕上げ加工時の治具を改良することなどにより、復元性の良いコンロッドが安定して提供できるようになりました。
 コンロッド以外でも、この様な復元性のご要望がございましたら、お問合せください。
復元性について
 上記の例は、実際の製品での測定結果(合せ面の方式:インロー方式)です。復元性については、キャップとロッド(本体)の合せ面方式、コンロッドボルトの締付けトルク値などにより差があります。
↑Go To Top

合せ面について
割りコンタイプのキャップとロッド(本体)を組合せる方式(合せ面と呼んでいます)には、大きく分けて5種類あります。
インロータイプ
インロータイプ
 汎用・小型エンジン及び船舶用エンジンは、この方式が主流です。キャップとロッドの段加工の嵌め合いで、位置決めを行います。ダイカストの2ピース材を採用することで、1ピース材に比べて加工コストの削減が可能です。
リーマボルトタイプ
リーマボルトタイプ
 世の中のコンロッドは、リーマーボルトタイプが主流でしょうか。リーマーボルトで位置決めし、ナットで締付ける方式です。リーマーボルトがフランジボルトに比べると高価です。
ダウエルピン(ノックピン)タイプ
ノックピンタイプ
 空調冷凍用コンプレッサー向けのコンロッドに多く採用されています。Φ2.3〜3mm程度径のダウエルピン(ノックピン)でキャップとロッドの位置決めを行います。リーマーボルトタイプに比べて安価になります。
スプリングピン(ダウエルブッシュ)タイプ
ダウエルピン(スプリングピン)タイプ
 空調冷凍用コンプレッサー向けのコンロッドに採用されています。キャップボルト孔に圧入したスプリングピン(ダウエルブッシュ)で位置決めを行います。緩み止め効果を得るため、ロッド側ネジ部にヘリコイルを埋め込む機種もあります。
フラットタイプ
フラットタイプ
 キャップとロッドの合せ面を平面に加工し、フランジボルトで締付ける最もシンプルなタイプです。加工箇所も少ないため、コスト面ではメリットがあります。位置決めがルーズな分、復元性に関しては、他の方法に比べると良くありません。
セレーションボルトタイプ
立て込みリーマボルトタイプ
 ボルトの胴部のセレーション部で位置決めをします。リーマーボルトと異なり、ロッド側のタップ加工を行い、締め付けますので、ナットは不要です。
↑Go To Top

導入事例
 開発段階から参加させて頂くことで、アルミコンロッドに関する豊富なノウハウを提供させて頂くことが可能です。過去に採用頂きました事例の一部をご紹介致します。(コストに関しては、全て当社比です。)
汎用エンジンでの実績
 開発当初の素材材質は、ADC12のF材(熱処理なし)でしたが、耐摩耗性の問題が発生したため、当社が提案したハイシリコン材を採用頂くことになり、結果として、品質上の問題を解決し、価格的にもADC12を熱処理するよりも約8%のコストダウンが可能になりました。
素材材質のページへ
汎用エンジン向けでの実験
 設計段階での素材材質では、鋳鉄材(FCD450)でしたが、特殊合金をスクウィズダイカスト法により鋳造することで、金型費用は高くなったものの、大端メタル(半割りメタル)、小端ブッシュが不要となり、軽量化、小型化を実現でき、製品単価でも当初の計画より、約50%のコストダウンが可能になりました。
素材材質のページへ
空調冷凍用コンプレッサー向けでの実績
 従来の仕様では、キャップとロッド(本体)を締付ける方式がリーマーボルト方式でしたが、当社が提案したダウエルピン(ノックピン)方式を採用して頂いた結果、約5%のコストダウンが実現しました。
合せ面のページへ
汎用エンジン向けでの実績
 従来はキャップとロッド(本体)が一体の素材でしたが、金型更新時にキャップとロッドを分けた素材(2ピース)に変更した結果、金型代は約20%のアップとなりました。反面、加工レス部分が増えることによる工数の短縮により、製品単価が約20%のコストダウンが可能になりました。
合せ面のページへ
↑Go To Top

量産までの流れ
 一般的な量産までの流れは、以下の通りです。なお、金型作成については、金型メーカーの受注状況により変動致します。
量産までの流れ
↑Go To Top
TOP | 製品情報 | 設備情報 | 会社概要 | Q&A | サイトマップ | プライバシーポリシー | お問合せ

Copyright ©2007 NIPPON WICO CO.,LTD All right reserved

Producted by i-service